皆さんは、「燃費が良い」という言葉を聞くと何を思い出しますか?
私は、車に乗る頻度が多いので、燃費と言われたら車の事を思い浮かべます。
今の車は、20・30年前に比べれば、遥かに性能や機能・燃費が目覚ましく向上していることは皆さんもご存知かと思います。
その大きな理由としては、やはり私たちの住む地球を守ること。
車が多くなってきた1900年代後半から、世界的にCO2排出量が増えすぎて、地球をイジメるために様々な現象が異常気象をもたらしています。
地球を汚さないで、CO2排出量を減らす取り組みは、車を販売する側の義務なっていますね。
今では燃費の表示が分かるシールを張り、この車は基準をしっかり守り、かつどれだCO2排出量が低いかを示しています。
さっきから、車の話ばかりしていて何なの?
と思ったあなた!!
CO2削減は、車業界だけの話ではないという事です。
CO2削減のための取り組みと現状(省エネ住宅:ZEH)
もっと大きな規模でとらえたとき、住宅で利用する電気量も年々増加しています。
電気をたくさん使うという事は、私たち日本人にとっては、化石燃料(原発)に頼っている国なので、電気を利用する=CO2を排出していることが言えるからです。
特に近年、異常気象が続き、スーパー台風の数も増え、夏の猛暑などに見舞われています。
そのため、エアコンの設置は、各家庭でもほぼほぼ義務的なレベルに達しています。
※うちの地域の公立の小中学校でも、今年中にエアコンが設置されるとの事
夏は、どの家庭でもエアコンの使用量が家庭全体の電気量の60%以上言われています。
今の住宅は、各部屋ごとにエアコンを設置するのが当たり前の時代。。
時代の流れが早くてびっくりですが。。。
エアコンを利用することが多い = 消費電気量が高い = 化石燃料の利用が多い ⇒ CO2排出量が高い
そのため、日本全体のエアコンの利用時のCO2の発生も20・30年前に比べて、はるかに増えていっているという事です。
車だけ規制してもCO2排出量に関しては、電化製品を多く利用する日本にとって、まだまだ課題は山積みです。
ではどうやって削減していこうと考えているか。。
家庭の省エネルギーを進めるうえで重要なエアコン等のエネルギーを少なくするためには、住宅そのものを省エネ住宅にすることで、大きな効果を得ることができると言われています。
すでに先進国ドイツでは、一般化されている政策、家の燃費を良くする取り組みがZEH(ゼッチ)です。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは?
ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。
また、省エネ効果と創エネ効果を組み合わせることで家庭でのエネルギー消費量がおおむねゼロになる住まいのことを言います。 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの頭文字をとった略称で、省エネルギー性能では最先端をいく住宅となっています。
要するに、電気は他から購入せず、自分たちの家で使う電気は、自分たちの家で補う家を目指します。(自給自足)
補うだけのレベルではなく、+20%を目指した住宅です。(稼いでくれる住宅)
もしも、日本にあるすべての住宅がZEH基準であればどうなるでしょうか?
それこそ、原発に頼らない国となり、安全・エコで地球にやさしい国になります!
ただ、まだ始まったばかりの政策なので、あまり知られていないのが現状ですが、2030年にはZHE(ゼッチ)住宅が基準となり、その基準以外では建てられなくなるとの事です。
まだ、多くに広まらない理由として、ZEH(ゼッチ)住宅とうたいたい場合は、BELS(ベルス)認定が必要です。
BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)とは?
また、聞きなれない横文字が出てきました(;´・ω・)
ZEH(ゼッチ)については、自分たちの住宅で使う電気は自分の家で補い、且つ、稼いでくれる家という事を理解していただけかと思います。
では、本当に自分たちの住宅だけで電気を補い・稼いでくれるの?
建てて住んでみないとわからないじゃないか!
と思われる人もいるかもしれません。
まず、ZEH住宅を建てる前に、ZEHの条件を満たす材料の基準が定められています。
さらに、それらの材料を使った際のエネルギー計算をして、「ZEH住宅です」という基準を満たした資料の提出が義務付けられています。
ZEH住宅と証明するための評価基準をBELS(ベルス)認定(建築物省エネルギー性能表示制度)といいます。
なので、ZEH住宅を建てたい(ZEH証明がほしい)場合は、まず、BELS認定を取得しなければいけないのです。
認定の取得は誰でもできますが、ただ資料作りが面倒なんです。
ZEH住宅建てる → BELS認定を取得 → BELS認定のための資料作りが必要
この流れから、BELS認定を取得するには、沢山の義務付けらた項目に沿って資料を集めたり、何回か役所に出向いたりする必要があります。
なので、まだまだZEH住宅の普及が進んでいないんでしょうね。。
上記の方にありました、車の低排出車の認定シールと同じで、BELSにも星がつきます。
上記は例ですが、5つ星まであります。
その星の数でZEHの住宅のレベルがわかります。
BELS認定の★の数で、どれだけ省エネレベルが高いか一目で(誰が見ても)わかる時代が来ています!
ちなみに今建てているZEH住宅は5つ星です(★★★★★)!
ZEH(ゼッチ)やBELS(ベルス)について興味がありましたら、いつでもお問い合わせください。
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